2013/03/24

今年も六本木アートナイトに行ってきました。

今年も六本木エリアを舞台にしたアートイベント「六本木アートナイト」が開催されました。日没から日が沈むまでの時間帯、ミッドタウンとヒルズ会場を中心にぐるりと回ってきたので、そこで見つけた作品をご紹介。

イベントそのものは3月23日の午前中から始まっているのですが、メインとなるオープニングは六本木ヒルズのアリーナで17:30から開始。主催者からのあいさつのあと、参加アーティストがステージで次々とあいさつするというスタイルで、昨年はえらく時間がかかっていたのですが、今年はさくさくと進行していて、それでかえって会場はもりあがっておりました。

そして、オープニングアクトは今回のテーマになっている船をモチーフにした「出港」というパフォーマンス。 Open Reel Ensemble × off-Nibrolによる音楽と言葉とダンスと映像のコラボ。開催ギリギリにアリーナに着いたのでちょうど舞台の裏からパフォーマンスを見たのですが、Open Reel Ensemble は伴奏に徹していたせいかいつもの迫力はなく、off-Nibrolも人数の少ない『維新派』みたいな感じで個人的には消化不良な感じ。いや、こちらは正面からちゃんと見ればもっとよかったのかもしれません。会場はかなり盛り上がっていたので。

最後は一晩中六本木の町を走り回る船を送り出すアクトでしめくくられたのですが、そこでOpen Reel のメンバーがからんでいて、出港テープにリールテープが混じっていたのがわかったのは、裏から見ていたおかげか。日比野克彦氏による高さ8mのガラスの灯台灯モニュメントでは、アクトに合わせて火花が飛び散ったりしていて、それが東日本大震災で被災した陸前高田の塩害杉をつかった炭で灯されたもので、「六本木アートナイト2013」のシンボルというのもストーリーとしてはおもしろかったです。

アリーナはその後もパフォーマンスやトークショウが行なわれていたのですが、とにかく人が多くて見られる状況でなかったのが残念でしたね。ヒルズのビルの中での展示もかなり人が多くて、しかも参加型のものが多かったので、ほとんどながめるだけしかできない状態でした。ということで、写真にてご紹介。


こちらは、五十嵐靖晃《そらあみ ─六本木─》という作品。ビルの吹き抜け空間を使ったアートで、見えているのはカラフルな漁網。会場では浅草や三宅島、釜石の作品が展示されていたのですが、さらに六本木バージョンがあって、実際に編むのに参加できるようになっておりました。








FUNEプロジェクトこと「六本木造船所」は、段ボールの船をみんなで造るという参加系アート。子供がいっぱいいて、夜になるとどんどん大人が増えてたのがおもしろかったですね。デザインが日比野っぽいとおもったら、やっぱり監修は日比野克彦氏ということでした。

ビルの入口にあった山本高之氏の「どうぶつたちの一週間」という作品? いや映像?? 子どもたちが動物園で調子外れに歌を歌い続ける映像が流れているだけなのですが、これが一番人が集まってましたね。映像を見てる人のほとんどが顔にうっすら笑みを浮かべてぼーっと見入ってる光景に「この映像、なんかサブリミナルはいってんじゃね?」という声も。映像よりも見ている人も含めた光景がおもしろかったです。


 


個人的に一番楽しみにしていた大巻伸嗣氏による「Liminal Air Space-Time/Wave」は、強風のため長らく中断されていたのですが、日付が変わる直前になって公開されて、実際に見ることができたのは一番よ かったですね。ただ布が動くというそれだけなのですが、ヒルズの中庭という場所と空間が絶妙だった。こちらはどこかいろいろな場所でも見たい作品でありました。
毛利庭園では池に浮かぶ灯台やドーム型のバイオフォトンもあってお散歩しながらいろいろ楽しめるのがよかったですが、そのまわりの桜がきれいすぎて圧倒されておりました。





他にもヒルズエリアでは、毎回おなじみのサントリー響のテイスティングコーナーでの幻想的な演出や、iPhone付きのヘルメットをかぶったパフォーマーが会場を歩きながら一緒に歌ったりするところをバーチャルボードに映し出したりするとかもありました。六本木通りに面したところにも船関連の展示物がいろいろあったり。オマケは会場に突然登場したナイトライダー。こちらはカフェの展示物なので、アートナイト以外でも見られるかもしれません。


というあたりでミッドタウンエリアでもいろいろ見てきましたが、その続きはこのあとにて。


六本木アートナイト 2013
※アクセス集中でサイトがほとんど表示できなかったり、スケジュールとかがわかりにくかったのが残念。ガイド本にあったタイムテーブルだけでも公開していただきたかったです。