2012/02/10

「page2012」に行ってきました。

今年も池袋のサンシャインコンベンションセンターで開催された「page2012」に行ってきました。去年に引き続き、今年も電子書籍関連のセミナーがてんこ盛りで、そちらを取材に行く予定でしたが、あいにくと仕事の都合でいずれも参加できず。短い時間ではありましたが、ざっと会場を回ってきました。

会場はフロア3階分を使って行なわれていたのですが、ここ3年ぐらいはデジャ・ヴ?かと思うぐらい、出展者も出展する場所もほぼ変わらない感じ。一昨年は派手にやってたデジタルサイネージ系がほとんど無くなった以外は、だいたい同じような感じでありました。いや、iPad系のソリューションの割合がじわじわ増えていたかな。イベントのタイトルもよくよく見ると大文字の「PAGE」から小文字の「page」に変わっていて、デジタルソリューション系の出展の割合がますます増えているのは確かでありました。

電子書籍関連は2Fの展示ホールDに集まっていたのですが、こちらはおそらく一つずつ細かく見ていくと、実用的なソリューションとかもあっておもしろいと思うので、興味のある方はここを集中的に回ることをおすすめいたします。

さて、今回の個人的な取材目的はモリサワがいよいよスタートするクラウドフォント「TypeSquare」 のチェック。こちらについては別途書いておりますが、実際に始まるのは2月22日からだそうです。

もう一つはATOKを提供するジャストシステムによる文章校正支援ツール「Just Right!4 CE」の新製品チェック。展示していたのが法人向けの新製品だったのですが、Windows向けは来月中発売なのにMac版は8月の発売なのだとか。一括校正はこれからほんとニーズが高くなると思うので、ぜひ個人向けにも機能を落としてもいいから、ばんばん出してほしいものです。

行ってみておもしろかったのは、オンデマンド製本のシステムがコンパクトで性能、品質ともかなり上がっていたこと。他にもオンデマンド製本はいろいろあったのですが、キャノンのコーナーにあった萩原印刷の事例がおもしろそうでした。こちらも詳細は別記事にて。

他にも、CADデータでいろんなものをカットするレザックさんの機械など、心ひかれるものはいろいろあったのですが、個人のしかもフリーライターには直接ご縁のないものばかりだったのが残念。けれども、印刷業界の現実的な最先端技術を見るという意味ではとても勉強にはなると思うので、興味がある人は見に行ってみてはいかがでしょうか。

会場では「みどころツアー」なるものも開催されておりますので、初心者でも楽しめるやもしれません。



page2012